飼い猫が猫伝染性腹膜炎(FIP)になった時の話

ねこ

猫伝染性腹膜炎(FIP)という病気をご存じですか?

私は、飼っていた猫がこの病気になった時に初めて、その病名を知りました。

今回は私が自分で飼った、初代猫(ソラ)の闘病生活についてお話します。

元気だった頃のソラ

猫伝染性腹膜炎(FIP)ってどんな病気?

猫伝染性腹膜炎(FIP)は、多くは1歳未満の子猫で発症します。

効果的な治療法がなく、予防法もありません。

発症すると致死率は、ほぼ100%。当時診察してくれた獣医師からは「癌よりも重い病気です」と説明されました。

猫伝染性腹膜炎(FIP)は、ドライタイプとウエットタイプがあり、それぞれ症状が違います。

ソラは複合型の症状が出ていました。

治療法について

先ほども記述したように、猫伝染性腹膜炎(FIP)には効果的な治療はありません。

獣医師から効果的な治療がないと説明されたうえで、「症状の緩和のために投薬治療を行いますか?」と確認されました。

少しでも、症状が楽になるのであれば。と期待込めて治療を開始することになりました。

日に日に弱っていく姿

治療を始めることにはなりましたが、猫伝染性腹膜炎(FIP)は発症すると進行がとても速い病気です。

はじめは下痢や食欲不振だけだった症状も、だんだんと目が見えなくなり、足が動かなくなりました。

自分でトイレに行くことも出来ず、下半身を引きずって動いていたので傷も増えていきました。

お腹に水もたまり、だんだんと呼吸も辛そうにしていました。

通院は1週間に1度だったと記憶していますが、通院できたのは、2回だけ。

それほどあっという間に悪化してしまいました。

ある日の朝、起きると息も絶え絶えなソラ。

慌てて家族を起こしました。

家族みんなが揃ったところで、最後に大きく息を吐いて逝ってしまいました。

素敵な思い出をありがとう。

猫感染性腹膜炎(FIP)にかかりやすい種類は?

これは当時、獣医師さんに聞いた話です。

やはり純血種は病気に弱いようです。ソラはノルウェージャンフォレストキャットという種類でした。

ペットショップで購入したと話すと、ペットショップ内の環境だったり、輸送中の環境だったりで病気はもらいやすいそう。

ペットショップに言って交換対応してもらったらどうかと助言もいただきましたが、とてもそんな気にはなれませんでした。

治療費はどのくらいかかったのか

ソラが猫感染性腹膜炎(FIP)を発症したのが、今から10年ほど前の話。

1回の治療費は1~2万円くらいだったと思います。

ただ、当時は100%保証のペット保険に入っていたため、手出しがありませんでした。

純血種のペットをペットショップで購入する場合は、子猫のうちだけでもペット保険を検討してみても良いのかもしれません。

我が家の場合は、治療費を気にすることなく通院させられたので良かったと思っています。

まとめ

今回は猫感染性腹膜炎(FIP)を発症してしまったうちの猫のお話でした。

生後4か月の時に家族になり、病気が発症するまでの約8か月間、たくさんの思い出をくれたソラ。生まれ変わってまた会いに来てほしいです。

あれから10年が経ちましたが、いまだに不治の病と言われている猫感染性腹膜炎(FIP)。

1日でも早く、有効な治療法が見つかることを祈っています。

最後になりましたが、今回の写真は10年前の写真です。画質が悪いのですが、ご了承ください。


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