ペットとは家族の一員。
小さいころから動物と一緒に育ってきました。という方も少なくないでしょう。
資格がなくてもペットに関わる仕事はできますが、好きなものに対する知識はいくらあっても困りません。
今回は、ペットの関する資格についてまとめていきます。
国家資格編
獣医師
誰もが知っている国家資格。動物のお医者さんです。
獣医師を目指すには、6年生の獣医系の大学で学び、試験に合格する必要があります。
獣医学部のある大学は日本17校しかありません。倍率も高く狭き門のようです。
動物のお医者さんは獣医師の資格を持っていない人は名乗れないので、業務独占の資格となっています。
愛玩動物看護師
動物の診療の補助をする為の資格です。
こちらも業務独占となっています。
愛玩動物看護師を目指す為には、大学または専門学校等で指定科目を修め、国家試験に合格することが必要です。
獣医系学部と比較すると看護を学べる学校の方が多いので、ご自宅から通える範囲の学校を探しやすいのも魅力ですね。
学校内で動物を飼っているかどうかも、学校を選ぶポイントにしてみてください。
民間資格編
トリマー
厳密にいえば、トリマーになる為に資格は必要ありません。
ただ、技術は必要なので、自分ができる技術の証明のためには資格取得が早いのです。
トリマーの資格を取得するには、専門学校、通信講座、通学スクールなど学び方は様々です。
どの資格を取りたいのかで学び方を変えましょう。
資格の種類も民間団体の認定資格、スクール独自の資格など選択肢が多いため、ライフスタイルに合わせて学ぶことができます。
ペットショップやペットホテルなど、就職先も多いので身近なお仕事かなと思います。
ドッグトレーナー
日本ドッグトレーナー協会が認定する資格、トレーナーライセンスを取得します。
トレーナーの資格には階級があり一番難しいのがA級となっています。
通信講座もあるので、働きながら資格取得を目指すことも可能。
主な仕事は家庭犬のしつけ教室などです。
盲導犬、聴導犬、介助犬などの補助犬の訓練士、警察犬の訓練士などは別途要件があるので、ご注意ください。
アニマルセラピスト
動物と触れ合うことで人の心を癒すアニマルセラピー。
専門学校や通信講座で学ぶことができます。
通信講座には実習がないため、働くときに差が出てしまうこともあるようです。
介護施設などでもアニマルセラピーを取り入れ始めています。
このストレス社会で今後、活躍の場は広がることでしょう。
動物介護士
医学技術の進歩により、ペットの高齢化も進んでいます。
ペットが長生きしてくれるのはとてもうれしいこと。
ただ、介護が必要になるペットは増えてきています。
ペットの介護需要が増え、動物介護施設を開業する人も増えているようです。
その他
動物取扱責任者
これはペットビジネス(ペットショップ、ペットホテル等)を行う上で必要な資格です。
事業所の中に1人はおかなくてはいけない存在。動物取扱のプロなのです。
この動物取扱責任者になる為には、上記で紹介した国家資格を持っているか、「環境省が定める一定の資格」または、「一定の学校の卒業」のほかに実務経験があることが要件とされています。
資格所有者が登録をすることで動物取扱責任者になれるのです。
まとめ
今回は動物(主にペット)に関する資格をいくつかご紹介しました。
ペットと長い間一緒に過ごすために、ペットに関する知識が求められてきています。
大好きな動物と関わる仕事で、多くの人に貢献できることはとても嬉しいことですね。
民間の資格であれば、働きながら取得することも無理ではありません。
人生100年時代。学ぶのに遅いということはありません。
この記事で動物と共に働く選択肢を持ってくれる人が増えてくれれば幸いです。
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